くるま相談室: 元WRCエンジニアのお店

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店長の定期便 2016年

第2話:21世紀製くるまの五重苦

21世紀に入ってからでしょうか?
EPS(電動パワステ)、電制スロットル、ハイブリッドシステム、
ブレーキアシスト、CVTの採用そして、それらの協調&統合制御の数々。

「くるまは人間様が情報収集&判断し、両手&両足を駆使し
コントロールする機械(道具)」という観点から、
「操作及び操作に対する応答の自然さ&正確さ&リニアさ」が大変重要。

最新型車:50〜100車種程試乗しますと、
各自動車メーカー間で、その制御の緻密さ&玉成度合に
かなりの差が存在することが、明確にわかります。

ストレスを感じさせない仕上がりの車も存在しますが、
「EPS→CVT→電制スロットル→統合制御」を、
段階的に採用してきたある巨大メーカーの商品は、
「違和感とストレスの塊」と断言しても言い過ぎでは
無いレベルに、留まっています。

まだまだ「くるまは人間様主導の道具」でしょうから、
「ストレス無き操作性&操作感に仕上げて欲しい」ものです。
評価感度の優れたテスト&開発ドライバーの出番でもあり、
自動車メーカー車両実験部の力量が問われる時代だと思います。

「枯れた技術で作られたダイハツ・ESSE-GTI」に乗って、
「至福の時間を過ごすくるまじいの毎日」です。

第一話 あるタクシードライバーとの会話

 

出張帰りに、タクシーで帰社することになりました。

大手タクシー屋さんの基地で、クラウン・コンフォートに乗ろうとしたら、

「順番がありますから、となりのハイブリッドタクシーにご乗車ください。」

とのことで仕方無く、ハイブリッドタクシーに乗車。

出発して2〜3分して、余りの乗り心地の酷さにあきれて、

じい「乗り心地が、酷く悪い車だ。」

と、言ってしまった。すると、

運:「お客様は、皆さまそうおっしゃいます。」

じい:「お客様のご意見は、社長に伝えてくださいね。」

運:「伝わっていると思います。」

じい:「実は、この車は乗り心地が酷いのは知っているので、
   となりに停まっていたクラウンに乗ろうとしたら、
   順番通りハイブリッド車に乗車してくれと言われ、
   いやいや乗車したのです。
   乗り心地が悪いのを知りながら、営業活動するのは、
      企業のイメージダウンになると思うよ。
      この車の運転手さんの、水揚げは少ないのでは?」

運:「5年リースですから、リース契約満了したら
      返却&解体されると思います。
      ライバルの大手タクシー屋は、1台もハブリッド車を
      導入していない、と聞いています。」

水揚げに関しては、無言の運転手さんでした。

乗り心地が悪かったので、損した気分でしたね。

  皆様、一度「ハイブリッドタクシー」を体感してみてください。

  運転手さんが、本音を語ってくれますよ、多分。

 

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